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一日から個人情報保護法が全面施行され、情報管理の徹底を義務付けられた後の大量紛失に対し、社会的責任を問う厳しい指摘も出そうだ。金融庁銀行二課は「金融機関として紛失した個人情報数は最大で前例がない。報告を求め、厳正に対処したい」と話している。
同行によると、CD−ROMはバックアップ用で、氏名、住所、電話番号、生年月日、年齢、預金残高、貸出金残高などを記録。毎月、事務センターから本店の各部署と支店に送られている。
紛失したCD−ROMは今月十二日、本店業務推進部に配送。行員は受け取り担当者に渡した記憶があると説明しているが、その後行方が分からなくなった。二十日、事務センターに業務推進部からの受領証が届いていないことが判明、発覚した。
十二日は二〇〇五年度三月期の業績予想を大幅に下方修正し赤字転落すると発表。同行は「その日は預金流出の可能性があったため忙しく、誤ってごみとして回収されたようだ」と説明した。
栗田貢副頭取は会見で「内部管理に甘さがあった。流出の可能性はゼロではないが、パスワードを設定しているため、情報漏えいの懸念は極めて低い。(内部の盗難や持ち出しの可能性も)極めて低い」と話した。
同行は今後、バックアップ用のCD−ROMは各部署には送らず、事務システム部で一括管理する方針。関係者の処分も検討している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050423/mng_____sya_____013.shtml