2005年04月22日(金) 18時45分
みちのく銀、131万の顧客情報紛失…前例ない件数(読売新聞)
地方銀行のみちのく銀行(本店・青森市)が、個人や法人など約131万に上る取引先の情報を紛失していたことが、22日明らかになった。
紛失した顧客情報には、顧客名や預金残高、借入金残高などが含まれており、みちのく銀はすでに東北財務局に報告、同日午後にも発表する。銀行の顧客情報の紛失では、みずほ銀行が3月30日に約27万顧客分の情報を紛失したと発表しているが、100万顧客分を超える大量のデータ紛失は前例がない。
みちのく銀行によると、紛失した顧客情報は、青森市内の事務センターでCD2枚に入力され、本店で管理されていたが、20日になって紛失が判明したという。行内で誤って廃棄された可能性が高いとしている。
みちのく銀は業績が悪化しており、大道寺小三郎会長(79)と原田和夫頭取(67)が責任を取って6月までに辞任する。今回の顧客情報の大量紛失が明らかになったことで、後任人事にも影響が出そうだ。
(読売新聞) - 4月22日18時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000106-yom-bus_all