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2005年04月22日(金) 14時41分

遊び心で千円札コピー、同僚知らずに使う…書類送検へ読売新聞

 愛媛県宇和島市の市立宇和島病院の男性職員が新千円札の片面だけをカラーコピーし、同僚職員がコピーと気付かずに使用していたことが22日、分かった。

 宇和島署は、コピーした職員を通貨及び証券模造取締法違反容疑で書類送検する方針で、市も処分を検討している。

 同署などによると、男性職員は今年2月中旬、カラーコピー機の調子をみるため、新千円札の片面だけをコピー。

 その後、遊び心で実物大に切り、自分の机の透明カバーの下に挟んでおいていた。同日、男性職員が部屋を出ている間に、愛・地球博(愛知万博)の記念硬貨の訪問販売があり、女性職員が男性の分も購入してあげようとコピーとは気付かずにこの“偽千円札”を郵便局員に渡し、1枚500円の記念硬貨2枚を買ったという。

 模造に気付いた郵便局員が同署に通報。同署が職員から事情を聞いた結果、片面が白紙であることや、犯罪の意図が薄いことなどから、偽造通貨には当たらないと判断した。

 奥藤幹治・病院事務局長は「いたずらにしても度が過ぎる。ご迷惑をかけ、申し訳ない」と話している。
(読売新聞) - 4月22日14時41分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000407-yom-soci