2005年04月21日(木) 12時53分
ドコモの個人データ流出、元契約社員を逮捕(読売新聞)
NTTドコモ(本社・東京)から約2万4600人分の個人データが流出した事件で、警視庁捜査1課と高輪署は20日夜、同社からデータを持ち出すなどしたとして、同社で仕事をしていた派遣会社社員、竹村芳孝容疑者(41)(東京都荒川区東尾久2)を威力業務妨害容疑で逮捕した。
竹村容疑者はデータを持ち出した後、NTTドコモや報道機関に「個人データが流出している」と伝えるなど、“自作自演”で同社業務を妨害していた。
調べによると、竹村容疑者はNTTドコモ子会社に派遣されていた今年1月、東京都港区のNTTドコモ施設内にある「情報セキュリティルーム」の端末から、携帯電話や簡易型携帯電話(PHS)の契約者約2万4600人分の氏名、住所、携帯電話番号などの個人データを、自分で持ち込んだ携帯型の記憶媒体に無断でコピー。
2月9、10日、同社などに「社内調査と謝罪会見と新聞発表をしないと、手元にあるデータをばらまく」などという内容のメールに、311人分の個人データが入ったファイルを添付して送信するなどして、同社とグループ会社の「ドコモ・システムズ」(港区)に社内調査させるなどして業務を妨害した疑い。
竹村容疑者は「システム運用の穴を見せるためにやった。仕事上のことで注意を受け、恨んでいた」などと容疑を認めている。
(読売新聞) - 4月21日12時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050421-00000004-yom-soci