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調べでは、竹村容疑者はNTTドコモに派遣され、顧客データの管理業務をしていた今年一月ごろ、情報セキュリティルームの端末から携帯電話や簡易型携帯電話(PHS)の契約者約二万四千六百人分の氏名や住所、携帯電話番号などの個人データを持ち出した。
さらに二月九日、港区の同社関連会社「ドコモ・システムズ」に「NTTドコモの顧客情報が漏れている。早く社内調査と謝罪会見しないと数万件の情報をばらまくから」などと記した電子メールに三百十一件分の顧客データを添付して送信。同社とNTTドコモに緊急対策会議を開かせるなど業務を妨害した疑い。
竹村容疑者はNTTグループの取引先の会社の社員。昨年四月から今年三月までNTTドコモに派遣されていた。
情報セキュリティルームではカメラで出入りを常時監視。入室には目の網膜で個人識別する「虹彩(こうさい)認証」の手続きが必要。当時、入室できたのはNTTドコモとドコモ・システムズ社員ら約二百五十人。同課は、竹村容疑者が一月二日、一人で同室にいた際にデータを持ち出したとみている。
NTTドコモは二月十四日、顧客データの流出を公表。流出したのは新潟県中越地震で被災して料金減免を受けた利用者二万一千人と、昨年十二月に第三世代携帯電話のFOMAのデータ通信で「ナビダイヤル」のサービスを利用した顧客データ。NTTドコモ広報部は「このようなことが再度発生しないように対策を講じて信頼回復に努めます」とコメントした。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050421/eve_____sya_____005.shtml