2005年04月19日(火) 12時03分

「なんでも鑑定団」の名誉を棄損、週刊新潮に賠償命令（読売新聞）

　週刊新潮の記事で名誉を傷付けられたとして、テレビ東京の人気番組「開運！なんでも鑑定団」の制作会社「ネクサス」（東京都港区）が、新潮社などに５５００万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が１９日、東京地裁であった。

　永野厚郎裁判長は「記事の内容は真実ではない」と述べて名誉棄損を認め、新潮社などに５５０万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じた。

　問題となったのは、２００２年９月１９日号の記事。番組のコーナー「出張鑑定」で、ネクサスが収録先の地元団体に不明朗な「制作協力費」を負担させたり、番組出演者がロシアのエルミタージュ美術館から所蔵品を持ち出した、などと報じた。判決は「制作協力費は事前に説明し了承を得ていた。収蔵品を盗んだ疑惑は存在しない」と指摘した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050419-00000304-yom-soci