2005年04月18日(月) 20時23分
ダイエット?効果説明できない健康食品に排除命令(読売新聞)
効果の根拠を説明できない健康食品「パーフェクトダイエット」を販売していたとして、公正取引委員会は18日、清算中の健康食品通信販売会社「日商ストックマネージメント」(東京都千代田区、沢井晃宏清算人)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。
パーフェクトダイエットはココアなどの入った棒状の菓子で、1箱(30本入り)1万5800円。公取委によると、同社は2003年12月に発行された雑誌に「数々の臨床実験から、体に安全で高いダイエット効果」などとうたった広告を掲載したが、公取委の求めに対し、根拠となる資料を提出しなかった。同商品は03年2月〜04年5月に約11万8000箱が販売され、売上高は約18億6000万円に上ったという。
同社は00年7月に「メディカルバランスフーズ」という名で設立され、04年2月に現在の名称となった。ダイエット食品などの不当な広告については、公取委などが効果のないことを立証しなければならなかったが、03年11月の改正景品表示法施行後、会社側が合理的な根拠を示さなければ不当表示とみなすことができるようになった。
(読売新聞) - 4月18日20時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000212-yom-soci