2005年04月17日(日) 03時09分
「ワンクリック」架空請求、ヤミ金からノウハウ(読売新聞)
携帯電話の「ワンクリックサイト」を巡る架空請求事件で、指名手配された中西俊昭容疑者(40)が経営していた大阪市西成区のアダルトサイト運営会社の事務所が、2003年7月に出資法違反(高金利)容疑などで摘発されたヤミ金融業者の拠点と同じだったことが16日、大阪府警捜査2課の調べでわかった。
府警は、中西容疑者がこのヤミ金融業者の関係者で、当時のノウハウを使って振り込め詐欺を行った可能性があるとみて関連を捜査する。
調べによると、アダルトサイト運営会社は同年6月、同区内のマンションに、中西容疑者名義で7室を借りた。サイトの運営や利用者の電話番号収集、管理などに使っていたという。
一方、摘発されたヤミ金融業者は、無登録の貸金業で、同年6月、この7室のうちの2室に入っていた。
このヤミ金融業者は、法定金利の約20倍の利息を取っていたとされる。
また、アダルトサイト運営会社、ヤミ金融業者ともに、請求や勧誘、入金された資金の管理には、発覚しないよう、インターネットで購入した架空名義の携帯電話や口座を使っていた手口などが同じだったという。
(読売新聞) - 4月17日3時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050417-00000201-yom-soci