2005年04月16日(土) 03時06分
ふそう再リコール 整備ミスで火災や不具合(産経新聞)
三菱ふそうトラック・バスの大型トラック緩衝部品による不具合が、新車やリコール(回収・無償修理)対策済みの車で相次ぎ、同社は十五日、国土交通省に再リコールを届け出た。平成十六年九月に実施したリコール時に整備ミスがあり、七件の不具合が発生、うち二件で火災も起きていた。国交省は「行政処分も検討する」としている。
再リコールの対象は、平成十五年五月から今年三月までに製造された八千四十一台。エアサスペンションVロッドのナットの締め付けが不十分なため、車軸がずれて部品がタイヤなどと接触し、火災を起こす恐れがある。
この部品に関しては昨年九月、ナットの増し締めなどのリコールを実施。その際、山形、埼玉、新潟、兵庫、広島の五県の工場で修理ミスがあり、トラブル七件が再発。同社は前回リコールと同じ原因を含む計三十四件(火災八件)のトラブルが起きたとして再リコールする。
このトラブルについて同社は昨年十一月に把握していたが、対策部品の準備ができなかったとして、リコールに四カ月もかかった。
一方、同社はVロッドに不具合がある車両のうち六千五百七十八台にはブレーキホースの設置にも問題があるとして、このリコールも届け出た。
(産経新聞) - 4月16日3時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050416-00000020-san-soci