2005年04月15日(金) 19時28分
盗難カードでも補償検討 偽造と同じ対応求める声（共同通信）
金融庁は１５日、盗難に遭ったキャッシュカードによる預金引き出し被害の補償ルールや防止策について、有識者による研究会で５月中をめどに結論を取りまとめることを決めた。
カード情報を不正に読み取る偽造カードの被害については、銀行側が原則補償に応じる方向で決着。このため盗難カードについても同様の対応を求める意見が与野党や被害者から相次ぎ、急きょ対応策の検討に着手した。ただ同庁は、盗難被害を装い現金をだまし取る犯罪を助長しかねないとの懸念も抱いており、意見集約は難航しそうだ。
偽造カード被害については、原則として銀行が全額補償することになり、全国銀行協会（全銀協）は月内に、全国の銀行が利用できるようカード約款のひな型を作る作業を進めている。
（共同通信） - 4月15日19時28分更新
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