2005年04月15日(金) 00時00分

ネットで販売　常習か 万引容疑の消防士を起訴 （東京新聞）

　千葉地検は十四日、ホームセンターから測定器などを万引したとして窃盗罪で茨城県坂東市、柏市消防本部の消防士鴨志田茂容疑者（３４）を起訴した。地検は、鴨志田被告がインターネットで万引した品を売り、これまでに数百万円の利益を上げていたとみており、余罪捜査を進める方針。

　起訴状によると、鴨志田被告は三月二十四日昼、千葉市稲毛区のホームセンターで電流の測定などに使う「デジタルマルチメーター」や、はんだごてなど十四点（約七万八千円相当）を、三回に分けて店外に運び出して盗んだ。調べに対して容疑を認めているという。

　鴨志田被告は昨年一月ごろから、ホームセンターなどを狙って万引を繰り返し、盗品をインターネットのオークションで販売していたという。

　これらの点から地検は、常習的な犯行で刑事責任を問う必要があると判断。このほか、逮捕後の捜索で押収した盗品とみられる品物について裏付けを取り、余罪として立件する。

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　柏市は十四日付で、鴨志田被告を地方公務員法に基づく休職処分とした。鈴木豊・市消防長は「まだ犯行全体が把握できていない。事実関係が確定した段階で、懲戒審査委員会を開いて処分を決める」としている。

　鈴木消防長によると、鴨志田被告は根戸分署に所属。救急車の運転業務をしていた。勤務態度や行動に不審な点はなかったという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050415/lcl_____cba_____003.shtml