2005年04月15日(金) 16時03分
お遍路講座、憲法違反!? 宇和島市、指摘で中止(産経新聞)
愛媛県宇和島市が、四国霊場八十八カ所を巡るお遍路について僧侶を講師とする市民講座を企画したが、市民団体から「政教分離を定めた憲法に違反する」と指摘を受け、中止していたことが十五日、分かった。
宇和島市教育委員会によると、講師は同市内の寺の副住職で、装束を説明した資料を配布、読経やお参りの方法の講義を予定したが、こうした点は宗教色が濃いと判断し、中止を決めた。
二十−二十二日に市生涯学習センターで開催予定で、三月末から配布した市の広報で募集、三十人の定員に対し四十五人の申し込みがあり、全員に参加可能と伝えていた。
同市の市民団体が今月十三日に「四国遍路は純然たる宗教行為で、行政の主催は問題」と申し入れた。市教委は「四国遍路は地域の文化と考えたが、誤解を与えてはいけないと判断した」としている。
(産経新聞) - 4月15日16時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050415-00000040-san-soci