2005年04月15日(金) 00時00分
ほぼ全世帯数の情報流出 旧湯沢市の1万人分 (中日新聞)
秋田県湯沢市(人口約5万7千人)の市民1万1255人分の住所、氏名、性別、生年月日が記載されていた名簿が、インターネット上に流出していたことが15日、分かった。
同市は3月に4市町村が合併したが、流出したのは合併前の旧湯沢市が2003年1月から実施した市町村合併の市民意向調査用の名簿で、各世帯から18歳以上の市民1人を抽出、ほぼ全世帯数に当たるという。
名簿を管理していた男性職員の公用パソコンがウイルスに感染したことが原因とみられ、同市は個人情報の管理が不十分だったとして、11日付で職員を訓告処分にした。職員は、ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」をインストールしていたという。
調査票の配布を依頼した行政員234人と当時の旧湯沢市の全職員384人分の名簿も流出していた。
旧湯沢市のホームページに3月、「法定合併協議会のデータが漏れている」などの内容の書き込みがあり、発覚した。
湯沢市は、3月22日に旧湯沢市、稲川町、雄勝町、皆瀬村の4市町村が合併して誕生した。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050415/fls_____detail__016.shtml