2005年04月15日(金) 11時48分
有機レモンから農薬 JASマーク勝手に付ける(共同通信)
有機栽培されていない米国産のレモンなどに不正に「有機JASマーク」を付けて販売したとして、農水省は15日までに「ユー・アイ・コーポレーション」(埼玉県三郷市)と「高永」(横浜市)の2業者に対し、日本農林規格(JAS)法に違反するとして、有機農産物を扱える認定を取り消す方針を決めた。
店頭での買い上げ調査で残留農薬が検出され、不正が発覚した。
農水省によると、ユー・アイ社は2003年4月ごろから昨年8月にかけて、独自に輸入したり、市場で仕入れた米国産レモン90万個以上に、有機JASマークを付けて販売。高永は03年6月ごろから昨年9月にかけて、米国産のレモン、オレンジ、グレープフルーツ計25万個以上に有機JASマークを付けて販売したという。
同省が昨秋に行った買い上げ調査で、安全基準値以下ながら微量の残留農薬を検出。両社が勝手にマークを付けていたことが分かった。
(共同通信) - 4月15日11時48分更新
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