2005年04月14日(木) 19時39分
＜大阪＞青果会社元社員に有罪判決 野菜産地偽装（朝日放送）
大阪市の第３セクターを舞台にした野菜の産地偽装事件で、偽装を指示したとして不正競争防止法違反の罪に問われた荷主側の青果販売会社の元社員に対し、大阪地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、京都市にある荷主側の青果販売会社「ローヤル」の元主任・豊田龍一被告です。判決によりますと、豊田被告は４年前、別の社員らと共謀して、大阪市の第３セクター「大阪港埠頭ターミナル」の倉庫で、トンガ産などのカボチャ２２トンを「メキシコ産」と偽って出荷しました。一連の事件では、偽装の依頼を受けた大阪市の３セクの社員に対しても、すでに執行猶予付きの有罪判決が言い渡されています。大阪地裁の小川育央裁判官は「荷主としての強い立場を利用した組織的な犯行で、消費者の食の安全への信頼を裏切った」として、豊田被告に懲役１年６ヵ月、執行猶予３年の有罪判決を下しました。
（朝日放送） - 4月14日19時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000009-abc-l27