2005年04月13日(水) 00時00分

携帯詐欺グループの一員 被告に３年６月求刑 （中日新聞）

　偽造運転免許証を使って携帯電話を詐取したグループの一員で、詐欺罪などに問われた前橋市野中町、無職藤林一利被告（３９）の論告求刑公判が十二日、前橋地裁（久我泰博裁判長）であった。検察側は「グループの中で必要不可欠な役割を果たしており、携帯電話は振り込め詐欺に使われた可能性も高い」として、懲役三年六月を求刑した。

　論告などによると、藤林被告は携帯電話のだまし取り役にインターネットで応募。詐欺グループ上位の横浜市戸塚区上矢部町、無職山口出被告（４０）＝同罪などで起訴＝の指示で、昨年三月中旬から十月にかけ、一台五千円の約束で、三回にわたり六台をだまし取り、食事代などを含む約十万円の報酬を受け取った。

　藤林被告は被告人質問で、起訴事件以外にも二百数十台分の携帯電話の詐取に関与したと供述。「成功したのは六−七割で、約百五十万−二百万円の報酬を得た」などと述べた。

http://www.chunichi.co.jp/00/gnm/20050413/lcl_____gnm_____004.shtml