2005年04月13日(水) 00時00分

有害物質表示義務付け 家電５品目 （東京新聞）

　経済産業省は十二日、エアコンやテレビなど家電製品五品目に含まれている有害物質などの表示を、来年夏にもメーカーに義務付ける方針を決めた。廃棄後の分別をしやすくし、部品の再利用や再資源化を促す狙いだ。

　今後、資源有効利用促進法の施行令などを改正する。今月末に東京で開かれるリサイクル促進のための国際会合「３Ｒイニシアチブ閣僚会合」で、各国にも同様の取り組みを働き掛ける。

　表示を義務付ける家電は、ほかに冷蔵庫、洗濯機、パソコン。表示対象は電池などの材料となる有害物質の鉛、水銀、カドミウム、液晶・プラズマテレビの画面に使われ、希少価値が高いインジウムなどになる見通し。

　有害物質は、廃棄後の処理を誤ると環境に重大な影響を与える恐れが指摘されている。そのため製品に使われていることを本体や包装箱、取扱説明書などにマークで示すことが検討されている。

　表示の義務化は、リサイクル社会の在り方を検討する同日の産業構造審議会（経産相の諮問機関）の専門家会合で、中間報告書に盛り込まれた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050413/mng_____kei_____002.shtml