2005年04月12日(火) 00時00分
ベンツ5万台をリコール トラブル600件近く (中日新聞)
ダイムラークライスラーの日本法人は12日、ブレーキ系統の不具合など3件の欠陥でメルセデスベンツ計5万1000台(1997年〜今年輸入)のリコールを国土交通省に届けた。ブレーキの効きが悪くなるなどのトラブルが国内で2002年以降、計600件近くも起きていた。
届けによると、「E240」など22車種は、油圧ポンプピストンの加工不良などのため通常の力でペダルを踏んだだけではブレーキの効きが悪くなる恐れがある。昨年10月、兵庫県尼崎市内で物損事故が起きるなど、約250件のトラブルがあった。
「V280」はエンジンを支える部品が折損して走行不能の恐れがある。亀裂や走行不能などのトラブルが約240件と相次いだ。
ほかは「A160」など4車種のワイパーのアーム折損の恐れ。
ベンツのブレーキ系統の不具合では、昨年6月にも約12万台をリコール。日本法人は「原因究明に時間がかかった。お客さまには同じ不具合でご迷惑をおかけし申し訳ない」としている。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050412/top_____detail__006.shtml