2005年04月12日(火) 19時45分
ファン欠陥、手足やけど 三菱自「対応甘かった」(共同通信)
三菱自動車は12日、エアコンファンの作動不良で乗用車「ギャラン」など3車種と、エンジンキーが抜けずロックできなくなる欠陥で「コルト」1車種の計約27万5000台のリコールを国土交通省に届けた。
ファンの作動不良では2001年に最初の事故が起き、助手席の人が手足をやけどしていながら原因究明に手間取り、届け出までに3年半かかった。同社は「対応に甘さがあった」としている。
届け出のうちギャランなど3車種は約17万9000台(1996年−04年生産)。ファンの風量を調節するトランジスタの一部が過熱で溶け、ガラスの曇り止めが効かなくなる恐れがある。
01年10月と02年8月に過熱でこげた部分に手足が当たり、やけどを負う事故が2件発生。三菱自は、原因の特定が難しくリコールすべきかどうかの判断がつかなかったという。社内の会議にかけられたのは04年に入ってからだった。
(共同通信) - 4月12日19時45分更新
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