2005年04月11日(月) 17時02分
京都・牧師婦女暴行:信者大勢、礼拝に−−牧師逮捕後、初の日曜 /京都(毎日新聞)
◇「気持ち揺れる」「信じる」
八幡市の宗教法人「聖神中央教会」代表の牧師、金保容疑者(61)による婦女暴行事件で、金容疑者の逮捕後、初めての日曜日となった10日、事件の舞台となった教会に大勢の信者が礼拝に訪れた。娘が被害を受けたと主張する男性が教会に乗り込み、教団に謝罪を求める一幕もあった。
信者は午前10時前から車などで続々と集まり始めた。礼拝は午前11時前に始まり、出席した信者によると、参加者の数は事件発覚前と変わらず、約80人だったという。金容疑者が行っていたという説教は、他の牧師が代わりに行った。子どもも多く見られ、礼拝の合間には、敷地内で遊ぶ姿もあった。
約8年前から参加しているという男性(49)は「(暴行の)うわさは知っていたので、逮捕にも驚きはなかった。私は神を信じて教会に来ており、牧師個人を崇拝しているわけではないが、被害者のことを考えると、(礼拝に参加するか)揺れる気持ちもある」と話した。一方、5年以上教会に通っているという別の男性は「事実であれば信じられない。(金容疑者の)信仰深さを見てきたので、彼を信じている」と話した。
午後1時ごろには、教会に出入りしていた娘が被害に遭いかけたという夫婦が教会を訪れ、教団に謝罪を求めて、教団幹部と口論した。両親によると、昨年12月ごろ、当時中学生だった二女が金容疑者に牧師室に呼ばれて、「泊まりなさい」などと言われ、服の上から胸を触られそうになったという。【八田浩輔、加藤小夜】
4月11日朝刊
(毎日新聞) - 4月11日17時2分更新
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