2005年04月11日(月) 14時53分
牧師暴行事件、複数女性幹部が少女の呼び出し役(読売新聞)
京都府八幡市の「聖神中央教会」主管牧師、金保容疑者(61)による婦女暴行事件で、複数の側近の女性幹部が、被害少女を呼び出して金容疑者の牧師室や自宅に連れていく役目をしていたことが11日、府警捜査1課の調べなどでわかった。
金容疑者の少女に対する性的暴行は数年前に始まり、女性幹部が長年、この役目をしていたという。府警は、女性幹部が婦女暴行を知りながら少女を連れて行けば、婦女暴行ほう助罪に当たる可能性もあるとみて、立件を視野に入れ、全容解明を進める。
調べや関係者によると、呼び出していたのは主に熊谷由美江容疑者(37)(暴行容疑で逮捕)と教会事務を担当する女性幹部の2人。熊谷容疑者らは、礼拝堂にいる少女に「牧師先生が呼んでいるから行きなさい」と声をかけ、金容疑者のいる牧師室に連れて行っていた。夜に自宅にいる少女に電話をかけ、翌日午前5時からの早朝祈とう会後にある牧師志願者の勉強会への参加を求め、前夜から泊まり込むよう指示し、終電が終わった時間には近くの駅まで迎えに来たこともあった。
熊谷容疑者は、未成年信者をまとめる部署の責任者で、昨年春には、別の教会幹部に、金容疑者が少女らに性的暴行をしていることを打ち明けていた。
(読売新聞) - 4月11日14時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000407-yom-soci