2005年04月07日(木) 00時03分

信者少女に暴行、聖神中央教会の女性幹部も逮捕（読売新聞）

　京都府内のキリスト教系宗教法人の創設者である牧師が、信者少女に性的乱暴をしたとして逮捕された事件で、京都府警は６日、少女２人が昨年１１月２８日、祈とう会に出なかったことから殴るなどしたとして、「聖神中央教会」幹部の熊谷由美江容疑者（３８）（京都府宇治市伊勢田町）を暴行容疑で逮捕した。

　先に逮捕した同会主管牧師、金保容疑者（６１）の婦女暴行への関与がなかったか調べる。

　一方、被害少女らの保護者らでつくる被害者の会代表で、少女らのカウンセリングにあたっている村上密・アッセンブリー京都教会牧師（京都市下京区）らが６日、京都市内で記者会見し、不安な保護者の胸中や、他の信者らを心配する少女らの思いを明らかにした。慰謝料請求など民事訴訟については、代理人の佐賀千恵美弁護士が「金容疑者の起訴後にも」と語った。

　村上牧師は、５日夜に複数の被害少女の家族から聞き取りした内容を紹介。「子供にどうしてあげたらいいかわからず不安」「最初に被害を知った時、気を失うような思いをした」などと、かみしめるようにメモを読み上げた。

　教会に残る信者らに対し、「早く（マインドコントロールに）気づいてほしい、と口癖のように言っている」と、少女らが気遣っている様子も語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050406-00000311-yom-soci