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2005年04月07日(木) 16時20分

農産物生産履歴管理システム:全JAに一斉導入 /群馬毎日新聞

 食の安全性への関心の高まりに応えようと、JA群馬中央会などは6日、独自開発した農産物生産履歴管理システムを県内の全23JAに導入、今月から稼働を始めたと発表した。これまで手作業だった生産履歴の記帳を、独自様式の記帳シートにして、コンピューターに読み込んで専用ソフトで管理する。現段階では履歴の公開や消費者側からの追跡可能性(トレーサビリティー)は設定しない。JAは「チェック体制に重きを置いたもので、情報公開は次の段階」としている。
 記帳シートは3様式で▽種まき時期▽肥料の種類▽農薬散布の時期と回数——などを細かく記入。米、麦、大豆、野菜、コンニャク、キノコなど県内で生産される約200品目すべてが対象となる。導入費は約5400万円。同様のシステムは長野、愛知などで導入されているが、県内の全JAに一斉導入するのは群馬が初めてという。
 農家は、生産する作物の種類に応じた記帳シートを作付け前にあらかじめ受け取り、肥料や農薬の使用などを記入。JAは出荷前に農家から提出された記帳シートをコンピューターに読み込み、栽培基準や農薬の適正使用をチェック、適正であることが確認された後に出荷する。これまで記憶に頼って手作業だった適正判断が、コンピューターによって瞬時に可能になり、作業効率が早く正確になるという。
 JA全農ぐんまの湯浅正孝副本部長は「群馬の農産物は安全で安心という信頼を得るため努力したい」と話した。【藤田祐子】

4月7日朝刊
(毎日新聞) - 4月7日16時20分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000122-mailo-l10