2005年04月07日(木) 15時24分
幹部ら日常的に暴力 牧師女児暴行 「愛されてるね」と正当化(産経新聞)
宗教法人「聖神中央教会」(京都府八幡市)代表の永田保容疑者(61)が婦女暴行容疑で逮捕された事件で、教会内では教団幹部らが日常的に信者に暴力を振るっていたことが七日、関係者の話で分かった。
事件に関連して六日には、祈濤(きとう)会に出席しなかった信者の少女二人の顔を殴るなどしたとして暴行の疑いで、幹部の熊谷由美江容疑者(38)が逮捕。
京都府警捜査一課と八幡署は、教団のこうした実態についても調べている。
関係者によると、暴力を振るわれた信者に対しては、見守っていた信者が「君、愛されているね」などと声をかけ、正当化されていた。
暴力を嫌がると信仰心がないとみなされ、日ごろから永田容疑者に教会を逃げ出すことは「地獄へ落ちる」と教え込まれていた信者にとっては恐怖心が強まり、暴力を受けても、不満を漏らしたり、口外しにくい仕組みが教会内には出来上がっていたという。
一方、府警は同日、永田容疑者を京都地検に送検した。府警の調べに対し、永田容疑者は依然、容疑を否認している。
(産経新聞) - 4月7日15時24分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000035-san-soci