2005年04月07日(木) 15時20分
婦女暴行の牧師ら、教会内で日常的に暴力(読売新聞)
京都府八幡市の「聖神中央教会」の信者少女が乱暴された事件で、婦女暴行容疑で逮捕された主管牧師金保容疑者(61)が、教会内で信者少女らに暴力をふるっていたことが7日、府警の調べでわかった。
別の暴行容疑で逮捕された教会幹部熊谷由美江容疑者(38)も信者少女を日常的に平手打ちしていたことも判明。少女らは「逆らったら何をされるかわからず、怖かった」と話しており、府警は、少女たちが宗教的な精神支配だけでなく暴力でも服従させられていたとみている。
調べや元信者の話によると、金容疑者は未成年信者の男女交際を禁止していたが、少女の一人は男性との交際がわかってほおを殴られた。牧師室に呼ばれた少女が別の用事で行くのが遅れ、靴べらで殴られたこともあった。
5年前に脱会した元信者の女性は、金容疑者の女性問題を知って「しっかりしてほしい」と申し入れたところ、金容疑者が「関係ない」と怒り出し、髪の毛を引っ張ったり突き飛ばしたりしたという。
未成年信者をまとめる部署の責任者だった熊谷容疑者は、聖歌隊の練習に遅れた子どもたちを日常的にどなり、平手打ちしていた。
熊谷容疑者は金容疑者に服従しており、金容疑者の求めに応じて少女を牧師室に連れて行く役をしていた。脱会した元信者は「熊谷容疑者の暴力を恐れ、金容疑者の呼び出しを断れなかった少女も多い」と証言。被害少女の母親は「娘は暴力をふるわれて恐怖心が根付いていた」と話している。
(読売新聞) - 4月7日15時20分更新
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