2005年04月07日(木) 15時21分

「被害ない」少女らに念書　聖神中央教会の性的暴行事件（京都新聞）

　京都府八幡市の新興宗教法人「聖神中央教会」の主管牧師による少女への性的暴行容疑事件で、京都府警捜査一課と八幡署の調べで、女性暴行容疑で逮捕された法人代表の主管牧師永田保容疑者(61)の親族ら教会の幹部数人が、被害少女らに「被害はなかった」とする念書を書かせるなどの口止め工作や疑惑のもみ消しに主導的な役割を果たしてことが７日分かった。府警は幹部らへの事情聴取をすすめ、全容解明を進める方針。
　また、府警のこれまでの調べで、永田容疑者が側近の教会幹部を通じて信者の少女を呼び出す際、別の少女も居合わせ、永田容疑者が性的いたずらをする様子を目撃していたことも分かった。
　府警は捜査で、刑事告訴が出ている以外の被害少女が複数いることを突き止め、保護者の現役信者に協力を求めたが、側近らが「他の宗教による中傷」と教えているため、娘が被害にあったことを捜査員が知らせても協力しないケースがあるといい、説得している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000012-kyt-l26