2005年04月07日(木) 11時37分
岡崎一明被告の死刑確定へ 最高裁、オウム事件で初(共同通信)
坂本弁護士一家3人殺害と男性信者殺害の両事件の実行犯として、殺人罪に問われた元オウム真理教幹部岡崎(現姓宮前)一明被告(44)の上告審判決で、最高裁第一小法廷は7日、1、2審の死刑判決を支持、上告を棄却した。教団による一連の事件で、初の死刑が確定する。
判決理由で島田仁郎裁判長は「法治国家の秩序を一顧だにしない反社会性の極めて高い犯行。教団の組織防衛のみを目的としており、冷酷残忍」と指摘。
1、2審の判決と同様に被告の自首は認める一方で、刑の減軽が認められるかについては「自首し反省していることを考慮しても、刑事責任は極めて重大で、死刑を是認せざるを得ない」と述べた。
一連の事件では、これまでの1、2審で、松本智津夫被告(50)=教祖名麻原彰晃、控訴=ら計13人に死刑が言い渡され、岡崎被告ら8人が上告していた。
(共同通信) - 4月7日11時37分更新
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