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北海道東部の太平洋沿岸で水揚げされた厚岸産カキから、食品衛生法で定める規制値の3倍を上回るまひ性貝毒が検出されたとして、北海道漁業協同組合連合会は4日、出荷を停止するとともに出荷済みカキの自主回収を始めた。まひ性貝毒は加熱しても毒性が消えず、今回の場合、一度に十数個程度食べると致死量に届く恐れがあるという。道は消費者に摂食しないよう呼びかけている。
道水産経営課によると、厚岸漁協が3日に水揚げしたカキを自主検査した結果、4日夕になってまひ性貝毒が検出されたことが分かった。3月29日に水揚げされたカキからは検出されていない。道漁連は、同漁協と、同じ海域で水揚げしている昆布森漁協のカキを対象に、3月30日以降の出荷分の自主回収を始めた。
この海域では1日当たり5万個以上が水揚げされ、札幌や東京に出荷されている。
貝毒は二枚貝が毒素を含むプランクトンを食べて体内に蓄積される。まひ性貝毒は、唇や舌のしびれやまひが特徴で、重症になると呼吸困難で死亡するケースもある。
北海道でカキからまひ性貝毒が検出されたのは6年ぶり。【田中泰義】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050405k0000m040122000c.html