2005年03月31日(木) 16時11分
明光食品のJAS法違反:下請けの佐竹商事、認定取り消し処分 /山形(毎日新聞)
◇検査せず缶詰納品
高畠町安久津の缶詰製造会社「明光食品」によるJAS(日本農林規格)法違反問題で、農林水産省は30日、同社の下請けをしていた寒河江市高屋の缶詰製造会社「佐竹商事」に対し、JAS認定業者を取り消す行政処分を下した。同社は、明光食品=同日、JAS認定取り消し=が用意したJASマークを印刷した缶に果物を詰め、格付け検査せずに納品し、同法に違反したため。
同省表示・規格課によると、佐竹商事は明光食品から委託を受け、約1年前から数回にわたり同様の違法行為を繰り返し、白桃缶詰など約5000缶を納品した。明光食品が生産能力を上回る受注をし、佐竹商事に下請けを依頼したらしい。
同省は23日に聴聞会を開催したが、佐竹商事側からの意見陳述書の提出などがなかったため、認定を取り消した。【山根真紀】
3月31日朝刊
(毎日新聞) - 3月31日16時11分更新
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