2005年03月31日(木) 16時01分
種イモ偽装：２被告、起訴事実認める−−札幌地裁初公判 ／北海道（毎日新聞）
食用のジャガイモを「ホクレン農業協同組合連合会」（本所・札幌市）の種イモと偽って販売したとして、商標法違反や植物防疫法違反などの罪に問われた▽岐阜県の種苗販売会社「種萬社」と同社社長、高橋豊八郎（６５）▽同社社員、馬場博美（４７）両被告の初公判が３０日、札幌地裁（吉村正裁判長）であった。いずれも起訴事実を認め、検察側が▽同社に罰金５００万円▽高橋被告に懲役１年６月▽馬場被告に懲役１年を求刑し結審した。判決は５月１１日。
論告で検察側は「遅くとも９５年以降、食用イモを種イモと偽り続けた。ホクレンブランドの信用を著しく損なった」と指摘した。弁護側は情状酌量を求めた。
起訴状によると、両被告は０３年１１〜１２月、名古屋市の青果物卸売会社で従業員に、ホクレンの登録商標に似たマーク入りの紙袋に食用イモ計約８７００キロを詰めさせ、岐阜県の農協に種イモと偽り販売した。【遠藤拓】
３月３１日朝刊
（毎日新聞） - 3月31日16時1分更新
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