2005年03月31日(木) 13時01分
文春広告の一部を黒塗り=「広告審査基準に抵触」−朝日新聞(時事通信)
朝日新聞社が「週刊朝日」の連載記事に関し、消費者金融大手の武富士から5000万円の提供を受けた問題を報じた週刊文春の31日付同紙朝刊の広告の一部が、黒塗りされて掲載されていることが分かった。
朝日新聞社は「表現の一部に社をひぼう中傷する内容があり、社内の広告審査基準に抵触するため、広告代理店を通じて掲載できないとの考えを週刊文春に伝えた。朝日新聞社が検閲し、削除したわけではない」と説明している。
週刊文春は「広告費以外で資金提供を編集部が受けることは報道機関として許されない。朝日新聞社にはその自覚が皆無であり、ブラックジャーナリズムと言わざるを得ない。自社に都合の悪い事実の掲載を拒否する姿勢は言論の自由、表現の自由の封殺につながりかねない」とのコメントを出した。
(時事通信) - 3月31日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000244-jij-soci