2005年03月30日(水) 10時57分
＜三菱自＞リコール隠し問題 元役員７人に損賠請求訴訟へ（毎日新聞）
三菱自動車は３０日、一連のリコール（回収・無償修理）隠し問題に関連して、中村裕一、木村雄宗、河添克彦の３人の社長経験者を含む元役員７人に対して総額十数億円の損害賠償請求訴訟を起こす方針を固めた。大型トラックの欠陥による業務上過失致死傷事件で公判中の河添元社長だけでなく、中村氏ら８９年以降の歴代トップにも、品質問題を軽視する社内体質を放置した責任を問うことで、消費者の信頼回復を図る考えだ。
益子修社長が同日午後、一連の問題に対する社内調査と合わせて発表する。請求額は１人当たり数億円とみられる。
中村氏は８９〜９５年、木村氏は９６〜９７年、河添氏９７〜００年に社長を務めていた。一部元役員にも退職金の自主返納を求める方針。
三菱自は、昨年６月に００年の乗用車のリコール隠し以前にも、国に報告せずに販売店などに指示して製品の欠陥を修理するヤミ改修（指示改修）をしていた事実を公表。社外弁護士に依頼して、一連のリコール問題の原因究明を進めていた。
（毎日新聞） - 3月30日10時57分更新
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