2005年03月30日(水) 13時55分
みずほ銀が27万人情報紛失、一部に住所や年収も(読売新聞)
みずほ銀行は30日、全国の計167支店で、約27万人分の顧客の氏名や取引内容などが記録された書類などを紛失したと発表した。みずほ信託銀行も3支店で計6891の取引先の預金口座の情報や取引内容が記録された小型フィルムを紛失した。
みずほ銀が紛失したのは、〈1〉顧客の氏名、取引金額、預金残高などが記載された「預金元帳」〈2〉顧客の氏名、年収、住所、電話番号などが記載された「カードローン申込書類」〈3〉購入した投資信託の銘柄や数量が記載された「投信顧客元帳」——など15種類。書類のほか、専用の装置で閲覧する小型フィルムもある。
みずほ銀は、4月1日の個人情報保護法の完全施行を前に昨年11月から全支店の顧客情報の管理状況を調査して、紛失が判明した。
紛失した書類などは、発見されていないが、外部に持ち出された形跡はなく、不正利用なども起きていないという。みずほ銀は、別の書類と一緒にシュレッダーにかけるなど、誤って廃棄した可能性が高く、「外部に情報が流出した懸念は極めて低い」としている。
両行は、午前9時〜午後7時まで(4月2日以降は午後5時まで)フリーダイヤル(みずほ銀0120・803・836、みずほ信託0120・065・930)で顧客からの問い合わせに応じる。
(読売新聞) - 3月30日13時55分更新
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