2005年03月30日(水) 00時00分

値上げの春 （東京新聞）

　石油元売り大手のコスモ石油は二十九日、ガソリンなど石油製品の卸値を四月一日以降出荷分から一リットル当たり四・九円引き上げることを明らかにした。ジャパンエナジーと出光興産も同様に四・八円の値上げを決めた。最大手の新日本石油が同日、五・一円の値上げを発表しており、大手四社が出そろった。

　原油価格の高騰で輸入原油の調達コストが大幅に上昇したことに加え、為替がやや円安ドル高に振れていることが主因。

　「ガソリンスタンドの小売価格も、仕入れコストの転嫁が進んで上昇が避けられない」（業界関係者）見通し。

　新年度が始まる四月一日から、雇用保険や自賠責保険など各種保険料も引き上げられるため家計への負担は一段と強まりそうだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050330/mng_____sya_____004.shtml