2005年03月30日(水) 13時15分
批判抑圧目的の提訴違法 武富士などに賠償命令(共同通信)
消費者金融大手「武富士」を批判する内容の書籍をめぐり、武富士側と出版社側が互いに損害賠償などを求めて争った訴訟の判決で、東京地裁は30日、武富士と武井保雄前会長(75)=電気通信事業法違反罪などの有罪確定=に計480万円の支払いを命じた。
藤山雅行裁判長は判決理由で「書籍の内容は大部分が真実で、それ以外も真実と信じるに相当な理由がある。請求が認められる余地がないと知りながら、出版直後に提訴したのは、あえて批判的言論を抑圧する目的の違法な行為だ」との判断を示した。
問題となった書籍は2003年4月に発行された「武富士の闇を暴く」(同時代社)。武富士が社員に厳しいノルマを課し、違法な債権取り立てをしていると告発する内容とな
(共同通信) - 3月30日13時15分更新
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