2005年03月29日(火) 16時41分
マイライン詐欺:市議とNTT側、請求棄却求める−−地裁第1回口頭弁論 /福井(毎日新聞)
電話会社選択サービス「マイライン」の代理店契約を巡る詐欺事件で、被害者14人が皆川修一・福井市議とNTT西日本を相手取り、総額1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、福井地裁(明石万起子裁判官)であり、被告側は請求の棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると、詐欺容疑で全国に指名手配中の男が、00年8月から新規代理店の募集話を持ちかけた。その際、被害者らは皆川市議に会い「マイラインはもうかる。協力してくれ」などと言われ、さらに、募集担当を名乗るNTT西日本福井支店の男性社員=既に退職=も、契約後のサポート態勢などの話をした。被害者は1人3000万〜500万円を男に支払ったが、代理店にはなれなかった。
この日の弁論で、NTT側は「NTTの業務とは全く無関係」、皆川市議側は「『(男が)頑張っているのでみなさんよろしく』と(被害者に)述べた程度で、それ以上の関与はしていない」などと主張した。【樋口岳大】
3月29日朝刊
(毎日新聞) - 3月29日16時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050329-00000300-mailo-l18