2005年03月29日(火) 09時46分

［サービス］トランスコスモス、消費者の声を集めるマーケティング支援サービスを開始（ＢＣＮ）

　トランスコスモス（奥田昌孝社長）とドゥ・ハウス（稲垣佳伸代表取締役）は、購入直前の消費者の声を収集するマーケティング支援サービス「棚でコール」を3月28日から開始した。

　「棚でコール」は、店頭で商品の購入を検討している消費者からトランスコスモスのコールセンターに寄せられた問い合わせへの対応やアンケートの実施を通じて顧客の購買行動を明らかにし、継続的なリレーションづくりや顧客の囲い込みを実現するサービス。購買意欲の強い顧客（見込み顧客）の購買前の行動パターンや動機などの情報を入手・分析し、効果的なマーケティング施策や営業販促支援、商品開発への有効活用を図ることができる。

　サービスの実施にあたっては、まず、店頭の商品棚にあるPOP広告にコールセンターの電話番号やQR コード、メールアドレスなどを分かりやすく表示し、購買直前の消費者とのコミュニケーションチャネルを設ける。さらに、プレゼントやサンプル提供などさまざまなアプローチによって、消費者をトランスコスモスのコールセンターへ誘引し、相談・問い合わせへの対応実施と、購買行動を起こす直前の「生の声」を集める機会を創出する。

　同サービスでは、個人情報保護法施行に基づき、アウトバウンド（電話／eメール／DMなど）への利用許諾を得た個人情報の取得も実現する。アンケートで得た「生の声」や個人情報を顧客データベースに蓄積し、トランスコスモスのテキストマイニング分析サービス「Text Valuator.」や「MO3. 販促アウトバウンド最適化サービス」を通じて、「いつ」、「誰に」、「何を」、「どのメッセージで」、「どの手段で」アプローチを行うべきかを明確化する。さらに、その分析結果をもとに、最適な販促プロモーションの立案、電話やeメール、DMによるアウトバウンドの実施まで、トランスコスモスが一貫して提供していく。

　なお、店頭などのコンタクトポイントではモバイルの利用が非常に有効となるため、今回、ダブルクリック社のモバイルマーケティングツール「MobileMK」を活用し、より効果的なサービス提供を目指す。

[BCN］

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050329-00000001-bcn-sci