2005年03月29日(火) 13時10分
三重銀が「二重暗証」導入 偽造カード対策 7月めどに(中日新聞)
【三重県】三重銀行は二十八日、偽造・盗難キャッシュカードによる被害対策で、現金自動預払機(ATM)利用時の本人確認に、従来の数字四けたの暗証番号に加え、六文字のパスワードを併用する「ダブル暗証サービス」を七月をめどに導入すると発表した。東海三県(愛知、岐阜、三重)の金融機関では初めて。
本人確認を二重化し、安全性を高める狙い。利用は営業店窓口で申し込み、カタカナ四十九文字とアルファベット二十六文字を組み合わせたパスワードを登録する。組み合わせは約千七百七十九億通り、暗証番号との組み合わせは約千七百七十九兆通りに上るという。
ダブル暗証を使う三重銀のATMと、他行ATMの支払限度額をそれぞれ設定することも可能にする。他行ATMはダブル暗証は使えないが支払限度額を低くすれば被害を小さくできる。
また二十九日からは保険で被害を補償。カードでの被害は年間百万円、通帳・証書による出金で印鑑照合と暗証番号を使う「ダブルガード利用口座」での被害は、年間二百万円まで補償する。
四月からは、ATMで設定された支払限度額を超えて出金しようとする操作が行われた場合に、預金者の携帯電話などのメールアドレスに通知するサービスも始める。
(中日新聞) - 3月29日13時10分更新
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