2005年03月28日(月) 12時53分
トラブル・ミス頻発の日航、国交省が異例の査察(読売新聞)
日本航空のディスパッチルームを査察する岩崎航空局長(左から2人目)
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管制トラブルや運航ミスなどが相次いでいる日本航空に対し、国土交通省は28日、岩崎貞二・航空局長が率いる「特別査察チーム」を同社に派遣し、安全体制の見直し状況を検査した。
航空会社に対する査察は極めて異例。国交省では今後、日航以外の航空会社に対しても順次、査察を進める。
日航に対する査察はこの日、午前9時から開始。航空局長と係官ら10人が同社東京空港支店(羽田)などで、運航、整備、客室乗務など各部門で行われている安全体制の確認作業が規定通りに行われているか検査した。
日航を巡っては、航空法に基づく事業改善命令を受けた22日にも、福島空港で起きた尻もち着陸はじめトラブル4件が同時発生するなど、ミスやトラブルが止まらない。岩崎局長は日航に対し、「人為的なミスが多い。まずは現場の声をきっちり吸い上げ、万全の体制でやって欲しい」と指示した。
(読売新聞) - 3月28日12時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000003-yom-soci