2005年03月28日(月) 22時37分
子どもの安全対策、準備着々 山城地域、新年度控え準備(京都新聞)
子どもがよく通るロータリー周辺を監視するため設置された防犯カメラ(和束町中・町体験交流センター)
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新年度を前に、登下校中の子どもたちを事件や交通事故から守ろうと、準備が進んでいる。京都府和束町教委はこのほど、通学路に防犯カメラ1基を取り付けた。久御山町の小学校には28日、集団登下校で使う旗が贈られた。
■防犯カメラで映像記録
和束町教委が防犯カメラを取り付けたのは、同町中の町体験交流センターの壁面。設置場所からは小中学生がよく通る近くのロータリー周辺を見通すことができ、万一の犯罪に目を光らせる。
ロータリーは和束小児童の通学路にあたり、4月からはバス通学する和束中生徒の乗車場所になる予定。昨秋、近隣の奈良市で起きた児童誘拐殺人事件などでは下校中を狙われたため、この時間帯を重視した対策として防犯カメラを設置した。
カメラの映像は、同センターに入る町教委の事務室のモニターで受信し、下校時に職員がチェックする。カラー映像で、1週間分をハードディスクに録画できる。町教委は「犯罪防止に役立てたい」としている。
■新登校旗で安全確保
宇治交通安全協会と久御山町交通安全対策協議会は28日、縦45センチ、横56センチの黄色い登校旗計300本を久御山町内の3小学校に贈った。毎年、新年度を控えたこの時期に贈っており、宇治交安協は近く宇治市内の小学校にも贈る。
各小学校を訪れた尾崎均町交対協会長代理らは「子どもの安全のために使ってほしい」と新しい登校旗を手渡し、校長らは「地域住民や保護者にも使ってもらえるようにしたい」などと話していた。
(京都新聞) - 3月28日22時37分更新
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