2005年03月28日(月) 00時00分

ＢＳＥ感染１６頭目を確定 北海道の乳牛 （中日新聞）

　厚生労働省の牛海綿状脳症（ＢＳＥ）の専門家会議は二十七日、全頭検査で疑陽性となった北海道天塩町の乳牛一頭について、ＢＳＥと確定診断した。九歳の雌のホルスタインで、感染牛は国内十六頭目。肉や内臓などは焼却処分されるため、市場に流通しない。今後、農林水産省などが感染ルートを調べるとともに、一緒に飼育された牛に感染牛がいないか調べる。

　これまでＢＳＥと確認された牛の多くは一九九六年二−四月生まれに集中しており、今回の牛も九六年三月二十三日に生まれていた。専門家会議は「典型的なＢＳＥ」として会議を開かず電子メールでデータを確認。二十四日に北海道旭川市の食肉衛生検査所で行った一次検査で疑陽性となり、国立感染症研究所などで確認検査が行われた。

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050328/mng_____sya_____005.shtml