2005年03月26日(土) 18時31分
ヤミ金融：業者を一斉告発 振り込め詐欺は８件−−相談受け、県弁護士会など ／熊本（毎日新聞）
◇相談１１５件、一斉告発
ヤミ金融・振り込め詐欺の全国集団告発で県弁護士会などは２５日、県内で被害相談のあった１１５件について、ヤミ金融業者を出資法違反（高金利）などの疑いで県警に告発した。
弁護士会などによる一斉告発は５回目。今回は携帯電話で債務者を脅迫して高金利を要求する「０９０」金融や無登録広告勧誘の他、「振り込め詐欺」についても詐欺容疑で８件告発した。
「振り込め詐欺」の８件はいずれも、多重債務者にダイレクトメールを送り、低金利の借り換えによる債務の取りまとめの話を持ちかけ、支払いや手数料名目などで金を振り込ませる、いわゆる融資保証詐欺。青山定聖弁護士は「継続的な告発の効果もあり、典型的なヤミ金融の被害は減少傾向にあるが、代わりに１件あたりの被害が大きい振り込め詐欺被害が増えてきた」と話している。【高橋克哉】
３月２６日朝刊
（毎日新聞） - 3月26日18時31分更新
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