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昨年九月にリコールを届けた車軸の位置を決める「Vロッド」という部品を車軸に固定するナットが緩む欠陥。タイヤがずれて車体に接触し、火災などの恐れがある。
リコール後の半年間に、火災七件を含む二十五件の不具合が起き、うち三件は新車だった。出火の七件のうち、新車一件を含む五件は欠陥部品を新品に交換するなどリコール対策済みだった。改修済みの車両が火を噴く異常事態が続発したが、同社が公表した車両火災は、静岡県警から実況見分の立ち会いを求められた三月九日の一件だけだった。
このほか警察からの通報で、国交省は昨年九月と今年三月の二件の車両火災の報告を同社に求め、同社は個別に二件の説明をしたが、そのほかの不具合を伝えなかった。
同社は会見で「国交省から聞かれなかったため」などと説明。国交省は「迅速に公表、注意喚起すべきで、聞かれないから言わないで済む話か」とあきれている。
同社は対象となる八千台に緊急対策を行い、四月中の再リコールも検討する。
■隠したわけでない
三菱ふそうトラック・バスのビルフリート・ポート社長の話 不具合については九日の静岡での火災後に報告を受けた。日ごろ、各部門に情報を開示するように徹底しており、今回も報告を受けた後すぐに原因を究明するよう督促した。決して隠したわけではない。「対応が遅れた」との批判については誠に申し訳なく思う。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050326/mng_____sya_____004.shtml