2005年03月17日(木) 19時55分
水産販売会社に適正表示を指示 南区 かば焼きの産地偽り販売(京都新聞)
京都府は17日、中国産うなぎのかば焼きを愛知県産と偽り販売したとして、京都市南区吉祥院東浦町の水産販売会社「前川商店」(前川勝六社長)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づく適正表示と再発防止などを指示した。
府によると、同社は1月5日から2月19日の間、中国産うなぎで加工したかば焼きを「愛知産」「三河産」のラベルを張るなどして、京都市内のスーパーなどに販売した、という。
2月中旬に近畿農政局に匿名通報があり、府などが関係者の聞き取りや仕入れ伝票などを調査し、不正表示を確認した。
同社は、市中央卸売市場内の業者に電話して仕入れの予約注文をしていた。府の調査に対して、前川社長は注文通り国産と思い込んでいた、と話しているという。府は、伝票の確認を怠っていたとみている。
関係者の話では、国内のうなぎ加工品の約7割は中国や台湾などから輸入された冷凍うなぎ。消費者の国産志向は根強いという。
(京都新聞) - 3月17日19時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050317-00000035-kyt-l26