2005年03月15日(火) 03時04分
「つるぴかり100%」実は半分、うどんで不適切表示(読売新聞)
群馬県は14日、同県が品種登録している小麦「つるぴかり」が50%しか含まれていないのに「100%使用」と家庭用うどんに表示していたとして、製造元の「協和食品」(群馬県桐生市)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づく改善を指示したと発表した。
また、協和食品に小麦を納入していた「中屋商事」(前橋市)が原料を正確に説明していなかったとして、厳重注意した。実際に商品を販売した生協「コープぐんま」(桐生市)も厳重注意とした。
県によると、原料小麦には県産「農林61号」が50%混ぜてあったが、2001年4月から、生めんなどに加工された200グラムと420グラム入りの計約40万袋が、「100%」表示で同生協を通じて販売された。
県に対し、協和食品は「納入小麦は『つるぴかり100%』と思っていた」と説明。約4年前、中屋商事側が「つるぴかり100%」の商品製造を提案したが、試作段階でブレンド粉に変わっていた。
(読売新聞) - 3月15日3時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050314-00000314-yom-soci