2005年03月14日(月) 14時01分
経産省係長を告発=インサイダー取引容疑−チノン株TOB情報で・監視委(時事通信)
産業再生法の審査担当だった経済産業省の係長が、コダック子会社によるチノン株のTOB(株式公開買い付け)情報を業務に絡んで入手し、公表前に同株を購入したとして、証券取引等監視委員会は14日、証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で、この係長を東京地検特捜部に告発した。
告発されたのは経産省キャリア官僚で、地域経済産業政策課の中原拓也係長(31)。同省は同日付で、大臣官房秘書課付とした。キャリア官僚によるインサイダー取引摘発は初めて。同係長は公表後に売り抜け、280万円余の利益を得ていた。「子供が生まれ、生活資金を増やしたかった」と述べ、容疑を大筋で認めているという。
(時事通信) - 3月14日14時1分更新
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