2005年03月12日(土) 00時00分

カード被害、昨年２９５件 県常任委で県警答弁　目立つスキミング （中日新聞）

　磁気情報を読み取る「スキミング」でクレジットやキャッシュカードを偽造されたり、カードを盗まれたりして、預金を引き出された事件が昨年、県内で二百九十五件あり、六十九件が摘発されたことが十一日、分かった。文教警察常任委で県警が明らかにした。

　県警によると、認知件数は、県内の現金自動預払機などから不正入手カードで引き出された被害数。カードの本来の持ち主の多くは、東京都などの県外在住者だった。被害額は出していない。

　駐車中の車内からの盗難や、飲食店などで上着に入れたままのカードがスキミングされる手口が目立ち、県警生活安全企画課は「カードは肌身離さず持ち、盗まれる機会を与えないように」としている。県内では今年一月、富岡市内のゴルフ場で貴重品ロッカーに預けたカードをスキミングし、偽造カードで金を引き出していたとして、警視庁などが犯行グループを逮捕した。

http://www.chunichi.co.jp/00/gnm/20050312/lcl_____gnm_____001.shtml