2005年03月10日(木) 10時35分
米でまた個人情報流出、3万2000人の社会保障番号など漏えい(ITmediaエンタープライズ)
米情報サービス企業LexisNexisのシステムが不正アクセスされ、約3万2000人の個人情報が流出する事件が起きた。米国ではChoicePointやBank of Americaなどで大量の個人情報が流出する事件が相次ぎ問題になっている。
LexisNexisの親会社Reed Elsevierが3月9日発表したところでは、流出したと見られるのは米国人約3万2000人の氏名、住所、社会保障番号、運転免許証番号などの情報。ただ、信用履歴、医療記録、資産情報などは漏れていないとしている。
事件については司法当局に通報済みで、協力して捜査に当たっているという。被害を受けた可能性がある個人にはすべて通知し、なりすましなどの被害があればすぐに発見して対応できるよう、クレジット監視などのサポートを提供する方針。
今回の事件を受け、今後はIDとパスワード管理強化、消費者のプライバシー保護のための追加的措置といった対応を取るとReed Elsevierは説明している。
■関連記事
個人情報漏えいのChoicePoint、消費者情報販売事業を打ち切り
個人情報漏えいの被害者が語る、ID盗難の恐怖
Bank of America、120万人のクレジットカード情報を紛失
米議会、個人情報の収集販売企業を規制する法案審議へ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/ (ITmediaエンタープライズ) - 3月10日10時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050310-00000012-zdn_ep-sci