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2005年03月10日(木) 07時03分

ドコモ東北、契約書205件紛失 誤って廃棄の可能性も河北新報

 NTTドコモ東北(仙台市)は9日、携帯電話の契約申込書205枚を、同社が申込書の管理業務を委託しているドコモサービス東北(同)内で紛失したと発表した。申込書には住所、氏名、携帯電話番号のほか、一部には銀行口座番号やクレジットカード番号などが記載されていた。ドコモ東北は「9日現在、顧客からは個人情報を不正に使用されたという申し出はない」と話している。

 ドコモ東北によると、紛失したのは名取市内の家電量販店で、(1)昨年10月11日から15日まで(2)10月30日から11月3日まで—の10日間に契約した204人分の205件。このうち、24件には銀行口座、7件にはクレジットカードのそれぞれ番号が記入されていた。

 申込書は取扱店が受け付けから2カ月間、保管。その後、ドコモサービス東北に送り、マイクロフィルム化して保存される。同社は毎月、取扱店が申し込み時に入力した顧客情報管理システムと、マイクロフィルムを照合しており、2月25日に205件が未処理であることが分かった。

 調査の結果、205件分が入った封筒は1月7日、ドコモサービス東北が宅配業者から受け取っていることは分かったが、封筒ごと行方が分からなくなっている。

 荷物を受け取り、マイクロフィルム処理する部屋は指紋認証が必要で、外部からの侵入者は考えにくいという。申込書を取り出した後の封筒はリサイクル業者に出して溶解処理しており、ドコモ東北は「仕分けの際、封を切らない封筒を誤って廃棄に回した可能性が高い」(広報部)と話している。
(河北新報) - 3月10日7時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050310-00000005-khk-toh