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世界でじわじわと広がっている携帯電話のコンピューターウイルスが、日本でも確認された。日本人旅行者の携帯電話が香港で感染し、国内に持ち帰られたという。ただし、日本の携帯では攻撃対象となる基本ソフトを使っている機種が少ないため、国内で急速に広がる可能性は低いようだ。
世界初の携帯電話ウイルス「cabir」は、昨年6月に発見された。亜種が次々と作られ、15カ国以上で感染報告がある。
今回確認された感染は、フィンランドのセキュリティー・ソフト会社「エフ・セキュア」がインターネットで公表した。同社日本法人によると、今月3日、日本人男性から電子メールで相談があったという。バッテリーが極端に速く消耗するといった症状などからcabirに間違いないとしている。
ブルートゥースという短距離の無線通信を介して感染するが、攻撃対象となる英国製の基本ソフトを使い、かつブルートゥース機能の付いた日本の携帯電話は、ボーダフォンの702NKとNTTドコモのF900iTだけだ。両社は通常の使用では感染しないと話している。
ただ、携帯電話のウイルスは種類が増えている。8日には、別種のウイルスの発見をセキュリティー会社大手「シマンテック」(米カリフォルニア州)が発表した。
(03/09 00:21)